ホームページに関して、これだけは理解して
- 中小企業の経営者さん、自社で更新できるホームページを持ちたいと思いませんか?
- 最近起業された方、フリーランスの方、宣伝・告知用ホームページを持ちたいと思いませんか?
私(親爺)は、多少サイト構築に関して知識・経験があり、中小企業の経営者や起業したてのフリーランスの方からホームページを持ちたいと相談を受けることがあります。
何度も同じような説明をしなければならないので、忘備録を兼ねて、このページを見れば概要が分かるように説明したいと思います。
なおホームページをWEBサイトと一部表記しています。
WEBサイト開設に絶対に必要な物
ホームページを構築する上で絶対必要な物を列記します。詳細は下記に説明します。
- ドメイン
- サーバー
- 文章
- 画像(イラスト・写真)
独自ドメイン以外は使わないように
ドメインとはwebサイトの住所とでも言う文字列のことです。
××△△.comなどの表示には既に皆さんなじみがあることでしょう。××△△の部分は自由に付けられますが先着順です。
このドメインは、独自ドメインという自分専用の名前=文字列で運用すべきです。簡単にサイトが出来るシステムなどで、おまけのドメインをくれる(貸してくれる)物は、自分のドメインではありません。サービスが無くなると使えなくなります。
法人以外はドメインの種類は予算とお好みで
よく聞かれるのは、ドメイン末尾の.com .net .jp .info .inc .site .shopなどの選択に関してです。ほとんどの初心者が口にするのは、「どれがいいのか 」という問いかけです。
答えとしてはお「お好きな物でかまいません」になります。強いて言えば.comが一番無難です。ネットショップなどでしたら.shopが良いかもしれません。
このドメインは先に取得した順です。特に無難な.comは、希望の文字列では使われていることが多く空いていなことが多々あります。
たとえばfirst.comがほしいと思っても取得出来ません。firstのように分かりやすい文字列は.net .jpなどでも空いていません。
たまにワンマン社長などが、「○○○.comをなんとか取得してくれ」と強く要望されることがあります。
しかしドメインは、空いていない場合は基本的に取得は無理です。まれに希望するドメインを販売している時があります。これを中古ドメインと呼び、かなり高額です。
空が無い場合のドメイン取得の小技
文字や数字を追加すると取得出来る可能性が高い
希望するドメインが開いていない場合、少し文字を追加すると取得可能な時があります。数字を付けたりアップル製品のように頭に( i )を付けたりすると取れる場合が多くなります。
firstで例を挙げるとfirst-1にすると2020年6月上旬では取得可能です。
どうしょうも無い時は日本語ドメインも一つの手段
また、私(親爺)の経験であったのは、田中株式会社(仮称)のホームページを作るにあたり、ドメインを調べたところ、すでにメールアドレス用に取得されていました。つまりtanaka.comは使ってはいるが、メール専用サーバのためホームページを置くことが出来ない状態でした。(厳密にはhtmlファイルだけは置けたがjsなどのプログラムは動かない)
当然、社名もメールアドレスも変更不可ということで、結局日本語ドメインである田中.comというドメインを取得し、多機能サーバー上に構築したことがあります。
普通、日本語ドメインはあまり使われません。(少し使い勝手が悪い–別に書くかもしれません)
法人用ドメイン
ドメインの中には、法人用の属性ドメインというものがあります。いずれも登記簿などの写しを提出する必要があります。
- co.jp 日本国内に登記がある会社が取得可能です。
- or.jp 非営利法人NPO・医療法人・宗教法人など
- ac.jp 高等教育機関・学校法人など(18歳未満対象の教育機関向けはed.jp)
会社法人で、あれば.co.jpドメインを検討してください。信用度が上がります。
ドメインの価格
主なドメイン | 1年ごとの更新費 |
.com | 1287円 |
.net | 1507円 |
.jp | 3091円 |
.co.jp | 4125円 |
.shop | 4378円 |
.site | 4268円 |
ドメインの価格には少し注意が要ります。最初に取得する時はいろんなキャンペーンで1円~60円などの低価格で取得可能です。法人用の.co.jpドメインは、割引がほとんど無く4,000円ほどします。
1年ごとの更新費は、ドメインごとに違いがあります。表はお名前.comの価格の抜粋です。他のドメイン業者もほぼ同じような金額です。3年や5年契約にすると少し安くなります。
つまりこの金額がドメインのランニングコストになります。
ホームページのファイルの置き場所がサーバー
簡単に言い表すと、ホームページのファイル・データの置き場所がサーバーと言う名前のコンピュータです。
一部の大企業、特殊な目的のwebサイトを除き、レンタル契約してwebサイトを開設します。
このサーバーのレンタル代金は、かなり差があります。大まかに分けると4つに大別できます
- Aグループ 月110円~
- Bグループ 月550円~
- Cグループ 月1100円~
- Dグループ 月5000円以上
Aグループは機能が限定された小規模なサイト用、B・Cがデータベースという機能が付いた実用的なサーバーです。Dは大企業やアクセスが膨大なサイト用途のサーバーです。
データベース機能がないと簡単な開設や更新が出来ない
B・Cグループのデータベース機能付きのサーバーでないと、簡単にホームページを開設することも更新することも出来ません。HTML・CSS、JSなどのWEB構築のプログラム言語や仕組みを学習する必要があります。
これに対しデータベース機能付きのサーバーは、WordpessというHTML・CSSというWEB用のプログラム不要でホームページが作れる仕組みが使えます。Aグループの格安サーバーはデータベース機能が無くWordpessが使えません。
Wordpessが現在の標準
簡単にwebサイト構築・更新が出来るシステムをCMS(コンテンツ マネージメント システム)と呼び、複数のCMSが有償、無償で提供されています。
多数のCMSの中でもWordpessがダントツに多く使われておりシステム提供元のWordPress.comによると、全世界の43%のWebサイトがWordpessで作られているそうです。
日本でも新規にwebサイトを構築する場合、Wordpessで作成するのが当たり前の状況です。
レンタルサーバーはこの3社が有名
レンタルサーバー会社は、膨大な数があります。各社差別化で顧客獲得に頑張っています。
私(親爺)が実際に使ったサバ―会社は8社ほどですが、その中で有名・ユーザーが多いサーバーを紹介します。
レンタルサーバー会社 | 特徴 | 備考 |
ロリポップ | 低価格サーバーの草分け | ムームドメインと連携 |
さくらサーバー | サーバー会社の老舗 | さくらのドメインと連携 |
X(エックス)サーバー | 多機能、安定性で優れている | Xドメインと連携 |
費用はロリポップ、さくらのレンタルサーバーが月500円ほどでWordpessが使えます。
個人的にはX(エックス)サーバー一択です。月約1000円と他の2社よりやや高めですが
使い勝手が抜群によくお勧めのサーバーです。
中間のまとめ
長くなりましたので中間のまとめとして
- WEbサイトの必須のドメインは独自ドメインを取得すべき
- ドメインは、comが一般的、法人ならco.jpを取得した方が信用度がある
- サーバーはWordpessが使える会社と契約すべき
- X(エックス)サーバーがお勧め
文章、画像(イラスト・写真)に関しては次のページで